胃腸科
胃腸科は、食道に始まり、胃腸などの消化管およびその周囲の肝臓・胆のうなどの腹部臓器の疾患に関し内科的な診療を行う専門科です。
次のような症状はご相談ください
- お腹が痛い
- 胃が痛い
- 胃がもたれる
- 吐き気
- 胸やけがする
- 便秘がちである
- 下痢を繰り返す
- 急に体重が減少した
当院の胃腸科の主な対象疾患
- 逆流性食道炎
- 急性胃腸炎
- 慢性胃炎(ピロリ菌感染胃炎)
- 胃・十二指腸潰瘍
- 胃がん
- 便秘症
- 過敏性腸症候群(IBS)
- 肝機能障害
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症は腸に器質的疾患(炎症、潰瘍、癌など)がないのに下痢、便秘、腹痛、膨満感を繰り返す病気です。
原因としてはストレス、疲労、食生活の変化、日常生活の変化(転勤、転職、就職、就学)が考えられています。
まずは一般的な整腸剤を服用し改善が認められない場合は過敏性腸症専用の薬を服用します。
ストレスが強く改善を認めない方は心療内科におけるの治療も必要となります。
ピロリ菌感染胃炎
ピロリ菌は胃の中に存在し慢性胃炎(萎縮性胃炎)の原因となり胃がんのリスクになると考えられています。
胃内視鏡検査で萎縮性胃炎を認めた方が、ピロリ菌検査の対象となりピロリ菌を認めた場合は治療をおこないます。
ピロリ菌の検査には呼気(吐き出した息)を集めて診断する尿素呼気試験、血液を調べる抗体検査、便を調べる抗原検査があります。
ピロリ菌の治療(除菌療法)は2種類の抗生物質と制酸剤を1週間服用します。
1回目の治療の除菌率は70~90%と報告されています。
1回目の治療でうまくいかなかった場合は抗生物質の種類を変えて2回目の治療をおこないます。